製品紹介iLUTon-R(イルトン・アール)はEZDefence様との共同開発によるオリジナル開発品。企業の情報セキュリティ強化と多様化する勤務形態を同時に支援する、革新的なソリューション「iLUTon」の第2世代Verです。第1世代のiLUTonはこちら(URLイルトン事例ページ) 従来のカード型から500円玉サイズへと小型化し、あらゆるユーザーがより携帯しやすいウェアラブル形状になりました。また、アプリケーションも刷新し、勤怠管理に特化したUIへ進化。他社の勤怠管理システムとの親和性向上のためAPIも実装しています。 背景 第1世代のiLUTonは、公的機関や研究施設、オフィスを想定して開発されましたが、より幅広い導入先への対応が必要となり、「iLUTon-R」の開発が始まりました。 PC稼働時間ログ取得の正確な機能も注目され、他社の勤怠管理システムとの連携を求められる動きが出てきたためAPI実装も急務となり合わせてアプリケーションの見直しも必要となりました。 第1世代の時と同様にハード・ソフト・生産の全てをCorpexと共同開発させていただきました。 ハードの開発 iLUTonを身に着ける対象者が何をしているのか、さまざまな環境下における状態を深堀して体験設計を行い、ユーザーにとって使いやすい形状と機能をプロトタイプしました。 工場労働者や、研究施設職員、医療従事者、対象者によっては身に着ける方法に制限があり、その解消方法としてリボンを通せば首にもかけられ、腕にも付けられる、キーホルダーのようにも身に着けられる、ベルトループが施されたボタン形状のウェアラブルデバイスiLUTon-Rを考案しました。 また、身に着ける場所、環境によっては汚れたり濡れたりする可能性もあるため、防塵・防摘仕様とし、より幅広い導入先へ対応を可能にしました。 デザインと基本設計は日本国内で行い、評価するためMVP製品をベトナムにて40個の小ロット生産を行いました。 アプリケーション開発 アプリケーション内で行う事が多岐にわたるため、ステークホルダーごとにシナリオ手法を用いて体験設計し、シーンごとに必要な情報を整理して要求仕様を作成、画面デザインに落とし込んでいきました。APIによるマッシュアップもあるため、余分な機能をそぎ落とし基本的な操作を中心に構成しました。 GUIデザインは日本国内で行い、ソフトウェア開発はベトナムで行いました。 技術RFIDBLE 成果iLUTon-Rは、日本国内の開発補助金を得ることができ、MVP生産(40セット)を経て、製品化となりました。また、技適証明も獲得し、本格的に商品として市場に発展していくフェーズに移行。様々な業種のユーザーに利用されることが期待されています。 お客様情報 会社名:株式会社EZdefence URL:https://iluton.net/
革新的なビジネスの実現にはSeeds、Needsをヒントにした体験着想から始まり、経験価値の意味探索である体験設計を経て、体験実装を行うことをお勧めします。体験設計は「価値創造を目的に意図的に企てられた未来の事象連携を創造する行為」と定義されます。体験設計の開発ではMVPの評価による社会への体験実装を推進します。このプロセスを支援するためコルペックスJVが誕生しました。